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断裁のズレについて
印刷の基礎知識
断裁のズレについて
断裁のズレについて
大きな紙に印刷された印刷物は、その後仕上がりサイズに断裁されます。その際、一枚一枚ではなく一度に大量の印刷物を断裁する為、断裁時の刃先の微妙な流れに影響されたり、紙の収縮などが原因で断裁ズレが起こります。断裁誤差をゼロにするということは大変難しく、どうしても切り落とし位置に微妙なズレが生じます。その断裁ズレによって起こる意図せぬ失敗もあります。ここではその注意点や回避策を紹介いたします。
※ 名刺21ではお客様に更に良いサービスを提供するため断裁誤差は2mm未満を目指しております。スムーズな製作進行のため名刺21のテンプレートをご使用の上、下記の内容を必ず守っていただきますようお願いします。
※ 下記の説明はすべて2mmズレが発生した場合を基準としております。
セーフティーゾーンについて
名刺21ではセーフティーゾーンは断裁線より3mm以内の部分までに指定しておりです。セーフティーゾーンを守ってデータを製作すれば断裁の際にズレが発生しても文字やイメージなどが切れずにキレイに仕上げられます。
もしセーフティーゾーンを使わず、断裁線のギリギリに文字を配置すると、右上のイメージのように文字が切れてしまうおそれがあります。
裁断時のズレによって文字やでデザインが切れてしまわないよう大事なデータは「セーフティーゾーン」内に収めて頂く必要がございます。
(テンプレート上では一番内側のガイド線になります。)
塗り足しについて
裁断時に生じるわずかなズレによって用紙の白が出てしまわないよう上下左右1mmずつの「塗り足し」が必要となります。左のイメージのように塗り足しがあるデータを裁断すると、きれいに仕上がります。しかし、右のイメージのように塗り足しがないデータを裁断すると、裁断ズレが生じた場合に用紙の色が出る可能性が高くなります。
※データを作成の際には編集線内にてデータ作成ください。データによってはお返しさせていただく場合がございます。
※クリッピングマスクによる編集線を越えた部分を隠された場合、印刷トラブルの原因となりますので予めご注意ください。
断裁のズレが目立ちやすいデザイン
上の図のような断裁線(仕上がり線)に沿って1mmなどの細い幅での均等のフチ(余白)を作成されるのもおすすめいたしません。
特にステッカー商品は作業工程内で糊を使用するため印刷物の中でも特に断裁ズレの幅が大きくなります。そのため、ステッカー印刷の場合は上図のような断裁のズレが目立ちやすくなるデザインは特におすすめできません。
※セーフティーゾーン内(断裁線より内側3mm以内)に全てのデザインがおさまるようにデータ作成してください。
弊社で設けているセーフティーゾーンより外側に配置された文字やオブジェクトが切れてしまった場合や仕上げ断裁で生じる2mmのズレにつきましては許容範囲内とし、ご返品や刷り直しの対象外とさせていただきます。予めご了承お願いします。