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印刷の基礎知識

Adobe Illustratorカラー : 黒ベタとリッチブラック

スミベタ、リッチブラック、4色ベタの違い

3っの黒色はモニターの画面上ではその差に気づきにくく同じ色に見えますが、印刷出力した際にそれぞれ違った感じの黒で仕上げられます。

それは使われるインキの量から乾燥にかかる時間などの印刷工程上のすべてが異なるため発生します。

※下のイメージはあくまで例です。実際の印刷物と比較できるものではありません。

スミベタ、リッチブラック、4色ベタの違い

1. スミベタ

C0% M0% Y0% K100%

K100%のみ黒色となっております。文字や線などによ使用する色で、1パン的に黒オーバープリント処理を自動に行います。

スミベタ、リッチブラック、4色ベタの違い

2. リッチブラック

C40% M40% Y40% K100%

K100%にCMYのインキを加えることでスミベタより深いブラック色を表現することができますが、色すれや裏映りのおそれが存在します。

スミベタ、リッチブラック、4色ベタの違い

3. 4色ベタ

C100% M100% Y100% K100%

CMYKスベタを100%にした黒でインキの量が多くて乾きが悪くなり、裏移りが発生しやすくなります。

スミベタ

スミベタ

K100%のみで生成された黒で、文字や線などに適した色です。一般的にスミベタのオブジェクトは自動的にすべて黒でのオーバープリント処理がされます。その際に、下に重なって印刷された他の色と混ぜられるために下の色が透けてしまうという現象が起こります。また、一色のみで印刷されるため、広範囲にベタ面がわたった場合は白抜け現像が発生しやすくなります。それを防ぐためには「K100% + CMYいずれか1%」にするか、または「K99%」のように設定してください。ただ、細かい文字や細い線の部分まで設定を行うと色ズレが発生して可読性を損なう可能性があります。

※ 黒でのオーバープリント処理されるのはベクタデータのみで画像上のK100%の部分は対象外となります。

※ オーバープリントに関しての詳しい内容は「オーバープリントについて」をご参考ください。

リッチブラック

リッチブラック
リッチブラック

K100%にCMYのインキを加えることでK100%より深い感じの黒色を表現することができます。しかし、細かい文字や細い線の場合は色ズレが起こる可能性が高いし、総インキ量が高いため使う用紙によって裏移りが発生する恐れもあります。リッチブラックはインキ使用量「C40%、M40%、Y40%、K100%(当社基準)」を超えないようにお願いいたします。

※ 裏移りに関しての詳しい内容は「裏移りについて」をご参考ください。

※ リッチブラックとしても対応用紙と印刷環境によって濃いグレーに再現される場合があります。

※ 色の設定はデータチェックの対象外とさせていただきます。

4色ベタ

4色ベタはCMYKの濃度をすべてを100%に作成した黒を指します。4色ベタの場合は許容量を超えた大量のインキが使われるため、色んな印刷トラブルの原因となります。まず、大量のインキの使用で乾きが悪なり重なった紙の裏面に付着されて裏移りが発生します。また高濃度のインキの影響で重ねられた紙同士がくっついてしまうなどの印刷工程上でのトラブルの原因ともなります。場合によってはトラブルを回避するため弊社のほうで濃度調整を行う場合がありますが、そうなると他の部分の色にも影響が合って全体の色味が変わってしまうこともありますので予めご注意ください。ご入稿のデータには4色ベタは使わないようにしてください。掛け合わせた黒色を使う場合はリッチブラックをご利用ください。

レジストレーションカラーについて

レジストレーションカラーについて

レジストレーションカラーはイラストのトリムマーク専用の色設定です。

このカラーもCMYKカラーモードに変換してみらばCMYKすべてが100%で作成された4色ベタの色だということが分かります。レジストレーションカラーを使った入稿データも4色ベタと同じくインキの濃度が高くて印刷トラブルの原因となりますので予めご注意ください。

・ データ作業の際、トリムマークを選択した後にオブジェクトを作る際は十分ご注意ください。

・ スポイトツールを使ったトリムマークからの色抽出はご遠慮ください。

※ 新しいバージョンのイラストレータでは、トリムマークの「アピアランス分割」を適用しないままデータ制作を

行うことをオススメします。