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付け合わせ印刷について
印刷の基礎知識
付け合わせ印刷について
付け合わせ印刷とは?
名刺21では付け合わせ印刷方式を導入しております。
付け合わせ印刷(合版印刷)とは、資材を無駄なく使うために、同じ仕様の印刷物を一つの版に合わせて一度に印刷する方法です。これにより後の工程に影響することなく印刷版・用紙・インキ使用量の削減が可能になります。資源の使用を極力減らすことで、環境負荷が低減するとともにコストメリットもお客様にご提供することができます。
※パソコン画面で表示される色(イメージ)と実際の印刷物(現物)に表現される色は同じ色としても差があります。また、パソコン画面の色(RGBカラー)と印刷物の色(CMYKカラー)は再現できる色空間が異なるため、お使いのカラーによっては色違いを強く感じる場合もあります。(詳しくは「CMYK? RGB?」をご参考ください。)
※付け合わせ印刷は複数のデータを一つの版に合わせて印刷するためデータごとの色校正が不可能です。また、データごとに少し隣のカラーの影響を受ける可能性があり、その場合は仕上がりの色に誤差が生じることがあります。このような理由から同じデータであっても毎回同じ色を再現できる確約が致しかねます。
※印刷物は対象用紙の材質と色味、また印刷日の天候、気温、湿度によってインクの乾きが変わるため再現する色味に多少の誤差が生じます。
※上記の理由で、その仕上がりがお客様が満足のいかないものであったとしても、刷り直し・返品はお受け致しかねますので、予めご了承をお願い致します。
付け合わせ印刷と単独印刷の違い
● 単独印刷
ご希望のサイズ・用紙・色・加工などに制限がなく印刷できるため、色にこだわる印刷や加工精度、正確な数量を求める場合にオススメな印刷方法です。付け合わせ印刷と違い、右側のイメージのように単独で版を製作するため費用は格段に高くなります。
● 付け合わせ印刷
同じ仕様の印刷物を一つの版に合わせて一度に印刷するので、単独印刷に比べて費用が安くなります。代わりに、様々なデザインの印刷物が並べられて印刷されるため、印刷の品質に充分な注意が必要です。
※ クォリティーは落ちませんが、他のデータの影響で色の濃さなどにバラつきがでることがあります。
付け合わせ印刷の色注意点
下のA図は、背景に濃い色のベタ塗りが複数件配置された場合の版です。一見大きな違いは感じられません。しかし、下のB図のように断裁後に印刷物を並べかえると色の違いが目立ちやすくなることがあります。これは、印刷エラーではなく、付け合わせ印刷の特性であるため、再印刷および交換、返金の対象にはなりません。