Adobe Illustratorを利用し入稿する際の注意事項についてご案内いたします。こちらのご案内の注意事項に沿って必ず完全データをご作成ください。自動データチェックの際に発生するエラーに関しての内容は、「自動データチェック結果解説」で説明しています。
イラストレーターでのドキュメント作成方法は2つあります。
アートボードを使用するとよい点はアートボードのサイズが編集サイズになりアートボード数が件数となります。 四角い枠を作成しなくてもよく、デザインがアートボードの境界線からはみ出てももんだがありません。
印刷が必要な面数分、アートボードを作成してください。
例) 名刺を3件注文する際には以下のように設定してください。サイズは両面印刷の一般サイズ(91*55mm)の名刺です。
編集サイズ及びシート数に合わせてアートボードが配列されているので、そのまま直ぐにデザイン作業を始めてください。アートボードの外側にあるオブジェクトは自動チェックの際に、自動読み込みされません。アートボードの境界線を越えている箇所があっても、別途でグリッピングマスクを作成する必要はありません。
ひとつのアートボードにそれぞれ枠を作成する方法です。
1つのアートボードを使用しそれぞれ面ごとに配置後、グループ化し注文内容と件数が合うようにしてください。1段目には1件目だけのデータ、2段目には2件目のデータ、3段目には3件目のデータを配置してください。
作成の際に編集サイズの外側には、はみ出ないようにしてください。境界線を越えはみ出す箇所がある場合、編集サイズに合わせてグリッピングマスクを作成してください。
両面印刷は上記のように2列で作成しますが、片面印刷は1列にデータを配置してください。
データ入稿の際はご注文内容とデータ上の情報が一致しているのかご確認ください。データのサイズ、データの向きが同一かチェックしてください。
自動データチェックはスタッフのチェックが入らないので編集線に色の指定があると、そのまま印刷される可能性がありますので 必ず透明設定状態でご入稿ください。
自動データチェックでデータをアップロードする際には、Ai ・ EPS ・ PDFファイルだけの入稿が対応可能でございます。
印刷はCMYK設定のみ可能ですので、データは必ずCMYKで作成してください。カラーモード設定と色校正はデータチェックの対象外です。RGBカラーや特色(スポットカラー)を設定した場合でも自動的にCMYKに変換されます。それによる色違い、色むらなどの責任は弊社では負いかねますので予めご注意下さい。
新規ドキュメントのオプションからCMYKを選択してください。
作業中のファイルのカラーモードは下記の方法で変更が可能です。
変更後、上段に「CMYK/GPUプレビュー」と変更されているか確認してください。
ドキュメントがCMYKモードでも特色の使用は可能ですので、その特色をCMYKカラーに変換されているか確認して下さい。
パターン又はブラシのオブジェクトを使用の際はメニュー → オブジェクト → 分割・拡張を設定してください。
イラストレーターで画像を挿入する際には必ず使用した画像を埋め込む必要があります。埋め込まれていないファイルは入稿されても印刷に画像が出力されません。
・ 正常に埋め込まれている画像
画像に埋め込み処理がされている場合、左側の画像上のように「箔押し01.png」、「箔押し02.png」のリンクタイトルに図形のイメージが表示されます。(アイコンがあるものは、Illustratorに画像が埋め込まれています。)
・ 埋め込みがされていない画像
画像に埋め込み処理がされていない場合、左側の画像上のように「箔押し03.png」、「箔押し04.png」のリンクタイトルにアイコン表示が出てきません。
埋め込みされていなデータを保存し再度開く場合、リンク切れとなり画像がなくなります。(アイコンがないものは、Illustratorに画像が『リンク』で配置されています。)
埋め込みがされていないデータは自動チェック中にエラーとなり印刷に進行できません。
画像が含まれているデータは、必ず以下の方法で埋め込みをした上でご入稿してください。
埋め込む画像を選択し、埋め込みボタンをクリックして埋め込み行ってください。
作成したデータの文字を必ずアウトライン化してください。フォントによって文字の形式が違い、すべてのパソコンに同じフォントが入っているとは限りません。そのため他のパソコン環境でファイルを開くと文字化けがしたり、他のフォントに置き換えられることがあります。
オーバープリントを使用するとデータ作成者の意図と異なるように印刷されたり、イメージ確認の際に正確な色合い表現が難しいので全てのオーバープリントは解除してください。イメージ確認での内容と実際の印刷物の仕上がりに差が出る恐れがございます。弊社ではオーバープリントはお勧めしておりません。
使用した場合は必ず下記の手順に沿って、オーバープリントを解除してください。
PDF形式で入稿する際の注意事項についてご案内いたします。こちらのご案内の注意事項に沿って必ず完全データをご作成ください。自動データチェックの際に発生するエラーに関しての内容は、「自動データチェック結果解説」メニューに記載されています。
PDF形式で入稿する、片面、両面、件数に合わせて表裏のシートを作成します。
例) 両面印刷の2件を注文する場合上から順に、91*55mmの大きさのシートが計4シート必要です。
シートの順序は名刺デザイン 1件目の表 → 1件目の裏 → 名刺デザイン2件目の表 → 2件目の裏 順序で配置します。
片面印刷の場合には上から順に
1件目 → 2件目 → 3件目 → 4件目
の順序で配置します。
データ入稿の際はご注文内容とデータ上の情報が一致しているのかご確認ください。データのサイズ、データの向きが同一かチェックしてください。
Adobe Illustratorでアートボード(Artboards)を使用して作成したデータは、PDF形式で保存することができます。(Adobe Illustratorを使用し作成したデータのPDF形式が入稿可能です)。PDF形式にファイルを変換する際は、必ず印刷可能な形式で保存してください。
標準する規格は「なし」で設定し、互換性のある形式は「Acrobat6(PDF1.5)」を選択してください。 PDFファイルのサイズを小さくするために、一般タブの項目を全てチェック解除して下さい。
容量の想い画像の際は(450PPI以上)解像度を調整してください。また、白黒画像の項目は必ず「ダウンサンプルしない」で設定してください。
PDFファイル内にデザイン以外の項目が追加されないよう、「すべてのトンボとページ情報のプリント」の項目のチェックを解除してください。「ドキュメントの立ち落とし設定を使用」の余白は全て「0」に設定して下さい。
カラー変換は「変換なし」、プロファイルの埋め込みは「プロファイルを含めない」にチェックを解除して下さい。
Adobe Illustratorでデータ作成の際にテキストがアウトライン化されていたら設定に問題がございません。万一テキストにアウトライン化されていない場合に備えて、フォントの部分を「100%」に設定してください。
PDFにロックがかかっているため、進行することができません。PDFを保存する際にロック設定を全解除し、新しく保存したデータを入稿してください。
枠線の色設定 | 4 |
枠線に色設定がされていたため、透明に修正致しました。 |
枠線に色設定がされている時に表示されます。
システムより自動修正の処理が行われますが、これによりデータに影響が出る可能性があるため、ご入稿前に編集線及び断裁線は色なしの透明での設定をお願い致します。
オーバープリント | 2 |
オーバープリント設定を削除しました。 |
オーバープリントが適用されている場合、自動で設定が削除されます。
オーバープリントの設定により、印刷時に不具合が出る可能性があります。
オーバープリントが解除してあるデータを入稿するようにお願いします。
文字のアウトライン | 2 |
文字にアウトラインがかかっておりません。 出力過程で文字書式が変更される可能性があります。全ての文字をアウトライン化し、 再度ご入稿をお願いします。 |
アウトライン処理がされていない文字 | 2 |
ひとつでもフォントが残っていた際は、データ不備となり印刷作業に進むことができません。 印刷工程でテキストが違う書体に変換される恐れがございます。全てのテキストをアウトライン処理していただき、再度ご入稿をお願いします。 |
アウトライン処理がされていない箇所がありますので、印刷作業に進むことができません。
入稿データのご修正と、再度ご入稿をお願いします。
画像の解像度 | 5 |
印刷可能基準に満たない解像度設定の画像がございます。(300dpi未満)印刷の仕上がりで、粗くなったりぼやけて見える可能性があります。 300~400dpiの解像度で設定することをお勧めします。 |
印刷に適切な画像の解像度は300 ~ 400dpi です。300dpi未満の画像は仕上がったとき、粗くなったりぼやけて見える可能性があります。
現在のデータで印刷工程に進行することも可能ですが、印刷の仕上がりを考慮し300dpi以上の画像にて再度ご入稿をお願いします。
画像に特色設定でのカラーが含まれているため、システム上でCMYKに変換することができませんでした。
恐れ入りますがお客様が直接CMYK変換し、再度ご入稿をお願いします。
PDFファイルに表示されない画像が含まれていました。
主な原因として考えられるのはIllustrator等の使用プログラム上でPDFを作成する際、画像圧縮をJPEG2000に指定すると生じるエラーです。
原本ファイルを開き設定変更後、保存し直し新しいファイルでご入稿して頂けますようお願います。
特色(塗り) | 1 |
塗り部分の色が特色で設定されています。 自動システムによりすべての特色がCMYKカラーに自動変換されました。 |
特色(線) | 1 |
線の部分の色が特色で設定されています。 自動システムによりすべての特色がCMYKカラーに自動変換されました。 |
塗りまたは線が特色として設定されています。
自動システムよりCMYKへ変換されますが、変換後の色は変更前の色と大きな違いが生じます。
必ずCMYKに変換した後のイメージをご確認後、ご入稿して頂けますようお願います。
RGB(塗り) | 3 |
塗り部分につきまして、色がRGBとして設定されています。 システムによりすべての色がCMYKカラーに自動変換されました。 |
RGB(線) | 3 |
線の部分につきまして、色がRGBとして設定されています。 システムによりすべての色がCMYKカラーに自動変換されました。 |
塗りまたは線がRGBとして設定されています。
自動システムによりCMYKへ変換されますが、変換後の色は元の色と異なる仕上がりになる場合がございます。必ずCMYKに変換した後のイメージをご確認後、ご入稿して頂けますようお願います。
不安定な配色(塗り部分) | 2 |
塗り部分につきまして、CMYKの総インキ量が380%を超えています。版ズレや色違いなどのが問題が起きる可能性がございます。 |
不安定な配色(線の部分) | 2 |
CMYKの総インキ量が380%を超えています。版ズレや色違いどのが問題により、印刷仕上がりが違ったものになることもあります。 |
CMYKの総インキ量が380%を超えています。
CMYKカラーでもカラーの組み合わせによって色が不安定になり、 色の差が出やすくなる場合があります。
「C100%・M100%・Y100%・K100%」の設定・CMYKの総インキ量が360%を超える際は、インキ量が多過ぎ印刷物の仕上がりに思わぬトラブルやエラーにつながってしまう危険があります。
CMYKの総インキ量は目安として250%以下にすることをお勧めいたします。
データファイルの容量オーバーにより、アップロード可能時間が超過しました。
自動データチェックの際に『多くのオブジェクトが含まれているデータ』や『超高解像度のイメージが含まれているデータ』等は、データチェック可能タイムが超過しチェックが中断されます。
複雑なオブジェクトはすべて選択してラスタライズ処理、超高解像度のイメージは300~350dpiで解像度を下げてデータを作成してください。
PDFにロックがかかっているため、進行することができません。
PDFを保存する際にロック設定を全解除し、新しく保存したデータを入稿してください。
チェックシステムのエラーにより進行することができません。
大変恐れ入りますが、少し時間をおいてから再度ご入稿をお願いします。