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オフセット印刷とはどんな印刷⁇
名刺21の名刺印刷はデジタル印刷とオフセット印刷でサービスを提供しております。
今回はオフセット印刷がどんな印刷なのか、印刷方法やメリット・デメリットなどを紹介いたします。
オフセット印刷とデジタル印刷は印刷の仕組みつまり機械が違い印刷の特徴上、ネット印刷においては印刷部数によって使い分けられることが多いです。
オフセットとは
「オフセット(offset)」印刷とは現在の印刷方法の主流として用いられる平版印刷で、写真や文字の細部まで鮮明に印刷することができます。オフセット印刷は色の再現性が高いのでデザイン、アート、写真など美しい発色が求められる印刷物に適しています。
オフセット(offset)とは転写のことを指します略して「オフセット」、「オフ」と呼ばれることが多く、版にのったインクをブランケットなどの中間転写体にオフセットしたあと印刷するためオフセット印刷と呼ばれています。
- 枚数が増えるほどお買い得です。
- 細かい文字や線も鮮明で紙になじむ印字です。
- デザイン、アート、写真などの印刷物に適しています。
オフセット印刷のメリットデメリット
【メリット】
- 大量印刷する場合にはコストを抑えることができる
- インクが用紙にしっかりと密着するので高品質
- 多色印刷、カラーで可能
- 写真が綺麗に印刷される
【デメリット】
- 少部数だと逆にコストが割高になる
- 版の作成時間、インクの乾燥時間が必要で仕上がりに時間が掛かる
- 白黒印刷にもったいない
- 版を起こさないといけない
- 毎回同じ色での印刷は不可能
印刷部数が少ないと割高になることがるので、印刷部数が多い場合にオフセット印刷することをお薦めいたします。
仕上がりまで時間がかかってしまう点を考慮し、オフセット印刷を利用したい時はスケジュールに余裕を持たせて
注文しましょう。
オフセット印刷はこんな方におススメ
高品質、大ロットの注文の方、ベタ、色を重視する際にはオフセット印刷をおススメします。
またこだわりのある印刷物を作成ご希望でしたら、オフセット印刷には様々な素敵な加工を追加することが
できます。
オフセット印刷方法
印刷方法は平版(オフセット)印刷、凸版印刷、凹版印刷、孔版印刷の4つに分けられます。
オフセット印刷は印刷を施す前に版と呼ばれる原本を作成し、その版にインクをのせブランケットというゴムでできたローラーにインクを転写します。版とは簡単にいうとスタンプのようなものです。そのブランケットから用紙にインクを転写して印刷をします。
オフセット印刷機で利用するインクは顔料油性インクで乾きが早いです。
- 平版(オフセット)印刷→印刷の反面に凹凸がなく複数の転写工程の後インクを転写する方法です。
- 凸版印刷→ハンコのような版を作り凸部にインクにつけて転写する方法です。
- 凹版印刷→ハンコのような版を作り凹部にインクにつけて転写する方法です。
- 孔版印刷→版に孔をあけてその孔をとおしてインクを転写する方法です。
オフセット印刷の種類
- 軽オフセット(軽オフ)→紙製の版を使用し小型の印刷機で刷るオフセット印刷のことです。
- 枚葉オフセット印刷→断裁済みの用紙を1枚ずつ印刷し、紫外線で瞬時乾燥なので用紙への
浸透もないです。 - 枚葉UVオフセット印刷→乾燥するまでに1日位必要で用紙にインクがしみこみます。
- オフセット輪転(オフ輪)→ロール状態の用紙を一気に印刷します。
可能な加工
名刺21での可能な加工は12種類です。
- 箔押し加工→金属箔のように高級製品の輝く感じを演出したい時に使う加工です。
- 浮き出し箔押し(箔押し+エンボス加工)→箔押でできた光沢面にエンボス加工を加え、浮き出させる
ことで高級製品のような輝く立体感を与えることができます。 - 凹み箔押し(箔押し+デボス加工)→箔押でできた光沢面にデボス加工を加え、凹ませることで高級製品の
ような輝く立体感を与えることができます。 - エンボス加工→印刷物の特定の部分に型を押し、圧を加えることで立体的な印刷物に仕上げる
加工です。加工面が膨らむので立体感を演出できます。 - デボス加工→印刷物の特定の部分に型を押し、圧を加えることで立体的な印刷物に仕上げる加工です。
- バーコ印刷→バーコ印刷はコーティング部分に立体感を持たせ、光の当たり方によっては様々な表情を演出してくれます。
- レーザーカット→小さすぎるデザインは型抜きで表現することは難しいですが、レーザーカットなら
細かな部分まで精密にカットできます。 - 角丸→四つの角に半径6mmまたは4mmの丸いコーナーを作ります。名刺および特定の印刷物に形を
つけて角をラウンド処理する作業のことをいいます。 - スジ入れ→用紙を折る時に使う加工法で折る位置にスジ(折り目)をいれて折りやすくし、折面の
用紙が破裂しないようにする加工です。 - ミシン入れ→ミシン(dash rule)はミシンをかけるように線状に穴をあける加工です。
- 穴あけ→ひも等を通す用途に便利なパンチ穴をあける加工です。
- ナンバリング→印刷物に連番の番号を印刷する加工で、印字の色は赤色の6ケタ表示のみになります。
可能な加工
変更がある都度また版を再出力しなければなりません。
印刷方法の特性上、また湿度や湿気などにより同じデータで再注文しても、前回と同じ色味の表現はできません。
まとめ
デジタル印刷、オフセット印刷どの印刷を選ぶかどうかは、求める印刷の質、予算、部数、納期によって
変わります。
オフセット印刷は「版」を作ってからの印刷で少量ですとコストが高く納期にも時間がかかります。ですが、高品質で加工を追加したり大ロットで注文する際にはオフセット印刷がおススメです。注文したい注文内容によって印刷方法を選択してみましょう。